感動というホルモン

先日、ある方から質問を受けました。

更年期に差し掛かり、いろいろと体に変化が多くなって来たけど、みどりさんはどうしてるの?と。きっと何か薬や注射を具体的に聞きたかったのかもしれないのですが‥。

実は私も更年期特有の症状は10年を超えました。まだホットフラッシュも続いています。特に8年間位は、ホットフラッシュに動悸、不安、密閉されたところがダメで、講習会で登壇した時に途中で倒れそうになったり、会場で空気の循環が悪いと気を失いそうになった時もありました。少しだけ漢方など飲んでみましたが、できるだけ自然に任せたいと、いつかトンネルは抜けるだろうと、その期待だけでなんと10年を越えてしまいました。

私の中には、薬や注射で若返らせるという選択は無かったのです。

10年と言えばいろいろな事がありました。私がした事で強いてあげれば、私は「感動」ということには貪欲でした。(なんか気持ちいいα波が流れる気がする)自分の感性を信じて自分が素直になれるものを追求していました。絵画や作品鑑賞、音楽鑑賞、自然を愛でる、気の合う方とのおしゃべりなど。今、思えば私の薬は「感動」だったのかなぁと。聞かれた時に咄嗟に感動することが私の特効薬と信じていたと話しました。感動すると、いつもその縁に感謝し、また明日から頑張って生きて行こうと思っている私がいます。つまり前向きになれる気がしていたのかなぁと。

でも、やっぱり更年期もそろそろ終われば良いなあと思います。現実的には、辛いことばかりですから。でも、これも生きている証拠ですね。辛い事と嬉しい事は背中合わせですね。